華道のお稽古

約５００年ほど前の室町時代に、神仏の供養のために花を挿したことが華道の始
まりと言われています。

茶道と同様に色々な流派に分かれています。
その流派によって生け方などが細かくさだめられています。

華道の基本は、草木が自然の中で本来持っている美を、小さな花器の中に表現して
います。

最近はフラワーアレンジメントのように自由な発想を持った現代的な芸術として
の華道や、プリザーブドフラワーのように加工した花を使う華道もありますよね。

インテリアの装飾やギフトとしても欠かせない存在になっている草花やそのモチ
ーフ。組み合わせやいけ方次第でより価値を持つようになりますよね。
自分の手で作ってみたいという子供達のための専門の教室もたくさんの種類があ
るようです。

華道を習う中で学べることは様々です。
日本の古くからの伝統文化である華道に触れ、歴史や文化に興味をもつようにな
るかもしれません。
美的センスや感性にも磨きがかかり、礼儀作法もきちんと身につけることが出来
ます。
何よりも花について色々と学べ、心の優しい子に育ちます。

なので、親御さんが落ち着きのある子にしたいという願いから華道教室へ参加さ
せるという話もよくあります。

この文化は近年、国際的な広がりをみせています。
どの方向から見てもよい形に仕上がっている欧米のフラワーデザインはとても自
由な表現がなされています。

日本の伝統文化である華道との違いはその表現方法ですね。

しかし、表現方法は違っていても、同じようにデザイン・バランス・ハーモニー
など美の要素で構成されていますよね。

茶道にせよ華道にせよ、日本の伝統文化は素晴らしいものです。
この文化を今の子供達が受け継ぎ、さらに次の世代へとどんどん引き継いで行っ
てくれることを期待しています。

またこの素晴らしい文化を世界中の人に伝え、広めていって欲しいと思います。